老朽化で廃止される議員会館 県議会が知事に要望「執務に支障が生じないよう整備進めて」
老朽化に伴って廃止される県議会の議員会館について13日、県議会側が阿部知事に対し、廃止後も議員の執務に支障が生じないよう求めました。
阿部知事に申し入れを行ったのは県議会の山岸喜昭議長など7人です。
県庁北側にある地下1階、地上3階建ての議員会館は築60年で老朽化が進み、修繕には、およそ1億6000万円かかるため、県議会では「廃止はやむを得ない」として正式に廃止を決めました。
一方、県は、現在県庁に入る県警本部の移転新築や県有施設の有効活用などを検討しています。こうした中、県議会側は、議員会館の廃止に伴い、個人の執務室の設置などを求めています。
県議会 山岸喜昭議長
「整備を進めるにあたっては議員の執務に支障が生じることのないよう計画的に進めることをお願いしたい」
これに対し、阿部知事は「廃止の方向性を尊重して停滞することのないように対応していく」としています。