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松本城 天守の耐震対策へ本格的調査進む 床板外し地下28メートルまで 

2024年9月25日 12:43
松本城 天守の耐震対策へ本格的調査進む 床板外し地下28メートルまで 

松本城では天守の耐震対策に関わる調査が9月から本格的に始まっていて、25日その様子が公開されました。

松本城の天守で行われているのは地面に鉄の筒を打ち込んで地質や地盤の固さを調べるボーリング調査です。

床板を外し、地下28メートルまで調べる計画になっています。

これまで松本城は文化庁の指針に基づく耐震診断を行ったところ天守は耐震性能が低く、大地震の時に乾小天守は「倒壊」、その他は「倒壊の可能性がある」とされています。

今回の調査では、ボーリングのほかに、大天守などの発掘調査も合わせて行われています。

松本市教育委員会 竹内康長担当課長
「耐震の補強工事を(今度)どのようにやっていこうかということの検討材料としていきたいということで、発掘とボーリングをやっています」

調査は来年3月末までの予定でその結果をもとに本格的な耐震対策を検討していくということです。