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一体何が…コンクリートの壁に衝突 運転していた91歳男性死亡 バックして物置に衝突 その後前進して畑を走り道路と駐車場を横切って壁に… 高齢ドライバーの事故全体の3分の1占める

2024年9月25日 20:44
一体何が…コンクリートの壁に衝突 運転していた91歳男性死亡 バックして物置に衝突 その後前進して畑を走り道路と駐車場を横切って壁に… 高齢ドライバーの事故全体の3分の1占める

畑にくっきりと残るタイヤの跡。

24日午後3時40分ごろ中野市小田中にある医療施設の壁に軽乗用車がぶつかる事故がありました。

北沢ななか記者
「目撃者によりますと、薬局に停まっていた軽乗用車はバックして物置にぶつかり、そのまま前進して病院の壁にぶつかったということです」

軽乗用車は初め、薬局の駐車場に停まっていたといいます。動き出した車はハンドルが切られた状態でバックで進み近くの物置に衝突。その後前進して畑の中を走ったあと、道路と駐車場を横切りコンクリートの壁に前方から突っ込んだということです。

この事故で軽乗用車を運転していた中野市江部の無職高木貢さん91歳が胸などを強く打ち搬送先の病院で死亡が確認されました。警察は何らかの原因で髙木さんが運転操作を誤ったものとみて体調の急変も視野に調べています。

今年、県内で起きた交通事故は24日までに「3534件」で、このうち65歳以上の高齢ドライバーによる事故が3分の1を占めています。

9月21日から始まった秋の交通安全運動でも県警は「高齢者の交通事故防止」を重点に掲げており、慎重な運転を呼び掛けています。