東日本大震災で津波被害がなかった地域で避難訓練 今後の〝巨大地震”による津波浸水想定ではこの地域も浸水予想 岩手県釜石市
東日本大震災で津波の被害が無かった釜石市の地域で30日、今後予想される最大クラスの津波を想定した避難訓練が行われました。
「大地震です」
訓練が行われたのは、海からおよそ3キロ離れた釜石市の中妻地区です。
東日本大震災の津波では浸水被害はありませんでしたが、2020年に国が公表した日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震による津波浸水想定では、この地区も浸水区域に入っています。
30日は、日本海溝沿いでマグニチュード9.1の地震が発生し、大津波警報が発令されたという想定で行われ、参加者は指定された高台の避難場所に速やかに避難しました。
訓練を主催した中妻地域会議は、企業などにも参加を呼びかけながら、今後も訓練を継続していきたいと話していました。