【岩手県】大雨災害復旧費など約47億円補正予算案提案へ【盛岡市】大雨災害対応検証へ
8月から9月にかけて発生した大雨被害について、岩手県は復旧費用を盛り込んだ、総額47億円余りの一般会計補正予算案を3日、県議会に提案します。
県内では、8月15日から9月2日までの間に、局地的に大雨が降り、盛岡市や遠野市などあわせて6つの市と4つの町に被害が出ました。
被害額は、農林業、河川、道路で、あわせておよそ70億円に上っていて、さらに増える可能性もあります。
これを受け、県では当初予算から組みこむ分を含め、復旧費用として総額47億1200万円の一般会計補正予算案を3日の県議会9月定例会に提出することにしました。採決は10日の予定です。
一方、盛岡市の内舘市長は2日の定例会見で「8月27日の大雨災害の対応について、市としても反省するところがある」として、今後、専門家や有識者を交えて反省点を検証する予定であることを明らかにしました。
また、畑橋が流失したため一般車両の通行ができなくなっている上米内地域については、橋の仮復旧が完了する12月中旬をめどに住民の生活の孤立状態が解消される見込みだということです。