辻井伸行さんから激励「世界じゅうで弾くのは楽しい、がんばって」 世界を飛び回るピアニストを夢見る全盲の中学生が辻井さんと対面し演奏を披露

中学生になった旬介さん
宮崎市にある県立明星視覚支援学校に通う、鈴木旬介さん。学校、友達、ゲーム、そして…ピアノが大好きな少年だ。
UMKテレビ宮崎が旬介さんに出会ったときは、まだ小学生だった。
この春から中学部1年生。制服姿も新鮮だ。
鈴木旬介さん:
今、自分の手で水の音をぽしゃぽしゃしてました。
相変わらず学校も楽しそう。
学校の先生:
旬介さん、全然違う動きをしよるよ…。
マイペースなのも変わらないようだ。
旬介さんは、生後8カ月から両目ともにまったく視力がない。旬介さんが音楽と出会ったのは2歳の頃。まるで友達と遊ぶかのように鍵盤と触れ合ってきた。
旬介さんの両親は:
スピーカーに耳をつけてその音を弾くように音を楽しんでるな、という感じ。そして曲が弾けるようになって、いつの間にという感じ。この子にとっては音だけがおもちゃ、自分が楽しめる。
Q.ピアノの楽しいところは?
鈴木旬介さん(当時小6):
みんなの前で演奏すること。拍手や褒め言葉がうれしい。
地元銀行が「夢の懸け橋」に
そんな旬介さんにあるプレゼントが・・。
2025年3月に放送されたUMKテレビ宮崎のローカルニュース「#Link」を見て、宮崎太陽銀行が旬介さんを宮崎国際音楽祭の演奏会へ招待。この演奏会には、世界的なピアニスト辻井伸行さんが出演する。
宮崎太陽銀行 黒木浩頭取:
鈴木旬介さんに宮崎太陽銀行からプレゼントを渡したいと思います。どうぞチケットです。
鈴木旬介さん:
ありがとうございます。