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「過去最多だった去年に匹敵」今年もキオビエダシャク大量発生 「イヌマキ」の毒を体に取り込み増殖続ける

2024年6月10日 19:18
「過去最多だった去年に匹敵」今年もキオビエダシャク大量発生 「イヌマキ」の毒を体に取り込み増殖続ける
テレビ宮崎

黒い羽に黄色いオビが特徴的な害虫「キオビエダシャク」が今年も大量発生しています。専門家は最も多く発生した去年に匹敵するとみていて、早めの駆除を呼びかけています。

本来、亜熱帯地域に生息するキオビエダシャク、その幼虫は、家の生垣などに使われる「イヌマキ」などを食い荒らします。県内では2005年以降、各地でキオビエダシャクの幼虫による被害が広がっています。

昆虫の生態に詳しい南九州大学の新谷喜紀教授は、近年の大量発生の原因はわからないとしつつもその数が減らない理由について、「イヌマキの毒成分をうまいこと幼虫や成虫が体内にとどめていて防御に使っている。」と話します。

「イヌマキ」には、毒性があるため虫が寄り付かず、庭木として人気がありますが、キオビエダシャクの幼虫はこの毒を体に取り込むことができるため、鳥などの天敵から狙われず、個体数は減りづらいといいます。キオビエダシャクは、春から秋にかけて発生。ピークは毎年6月下旬いうことです。

(南九州大学 昆虫生態学研究室 新谷喜紀教授)
「現段階でもたくさんいるので、私の記憶では、去年が一番多かったと思っているが、今年はそれに匹敵するくらい多いのではないかと思っている。」

これから、さらに増えることが予想されるキオビエダシャク。どのように対策したら良いのでしょうか。宮崎市で害虫駆除なども行っている造園業者は、ホームセンターなどで手に入る農薬で対策できると話します。

(海花ガーデン 海金亮さん)
「成虫には薬剤が効かないので、毛虫の状態のときに駆除してもらいたい。卵を産みつけてから10日前後で孵化するので、孵化したタイミングで農薬をまくのが効果的」

造園業者は、1軒だけやっても効果はない。地域をあげて対策する必要がある。宮崎市は農薬散布機のレンタルもしているので、自治体に相談するのもひとつの手だと話していました。

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