四季を通じて人々の胸を打つ「しだれ桜」の優美で壮大な姿 江戸時代に京都から持ち帰った苗木を代々守り続ける住職の想い「永遠に生きて欲しい」
樹齢300年のしだれ桜は、約20年前は枯れそうなほど弱っていたという。維持には、治療が欠かせない。
造園業者:
誘導している不定根が地面についているので、状況としては良い方と思う。
Q.受け継ぐのは大変?
浄専寺 寺本俊文住職:
プレッシャーというか、責任になる。良い樹木医に出会えて、おかげで元気になっていると思う。助かっている。
2025年春。待ちに待った桜の季節がやってきた。
寒さの影響で、例年より約1週間遅れて開花した。たくさんの花を咲かせた。
夜にはライトアップされ、幻想的な光景が広がる。
満開の桜の中、浄専寺では子供たちの健やかな成長を願う法要が行われた。
法要の後は、満開の桜の下で記念撮影。笑顔の花を咲かせていた。
保護者:
変わらずきれいで咲き続けてもらって、また大きくなってから子供と一緒に見られればと思う。
こうした、しだれ桜と人々の営みは、約300年間続いてきた。
浄専寺 寺本俊文住職:
将来、次の世代に渡せるように、安心して見守っていきたいと思う。
Q.何年ぐらい生きてほしい?
浄専寺 寺本俊文住職:
永遠に…。1000年、最低でも1000年。
(テレビ宮崎)
最終更新日:2025年4月14日 9:16