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自転車にも「青切符」導入へ 「ながらスマホ」で反則金1万2000円 安全意識は高まるか 県民の意見と自転車運転の現状を調査

2025年5月26日 6:00

耳にイヤホンをつけながら走り始めた男性。反則金5000円の可能性がある。

並んで走っている男性2人。「並進」として、反則金3000円の可能性がある。

他にも、放置駐輪や歩道の走行や逆走など、「青切符」の対象となる交通違反が多く見られた。

自転車「青切符」導入の背景は

自転車にも「青切符」が導入されることになった背景には、悪質な運転による事故の増加がある。

県警本部交通指導課 米澤秀紀理事官:
全国的に自転車の悪質、危険な運転行為による交通事故が増加傾向にあるため、そのような事故を抑止するために、いわゆる「青切符」交通反則通告制度が導入されることになった。

警察によると、宮崎県内では、2024年1年間で、自転車が関係する交通事故は276件発生。そのうち73.6パーセントにあたる203件で、自転車側にも違反があったということだ。では、全ての交通違反に対して「青切符」が切られるのか。

県警本部交通指導課 米澤秀紀理事官:
全ての自転車による交通違反に対して、一律に「青切符」を適用するということではない。例えば、警察官の指導・警告に従わない場合や、他の車両や歩行者などに具体的な危険を生じさせた場合は、「青切符」を適用して、検挙することになる。

すぐに全ての違反行為に青切符が切られる訳ではないが、県警では、2026年4月以降、県内各地の自転車指導啓発重点地区で重点的な取り締まりを行う。宮崎市だと高千穂通りなどが対象だ。「青切符」の導入が、痛ましい事故がなくなるひとつのきっかけになってほしい。

(テレビ宮崎)

最終更新日:2025年5月26日 6:00
テレビ宮崎