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「孫休暇・孫育て」で祖父母も最大7日間休暇取得可能 世代を超えて家族で子育て 宮崎県都城市

2025年4月29日 8:00

また、鬼塚さんの夫・裕一さんも都城市の学校教育課に勤務していて、交代で休暇を取ったそうだ。

「孫休暇」を利用 都城市フィロソフィ推進課 鬼塚めぐみ課長:
子育てって一人でできるものじゃないし、できるだけ多くの時間を一緒に過ごして成長を見ていきたい。

そして、これから利用する職員も。

都城市資産税課 田下勝利さん:
孫育てに関われるということで、とてもいい制度だと思って申請に来た。

都城市職員課 川崎武継副課長:
まさか孫のために休暇が取れるというのは、職員も考えたことがなかったので、良い反応というか、高い評価を受けている。

「孫休暇」のメリットは?

「孫休暇」について、多くの出産・育児を見てきた都城市の助産師・上原えり子さんは「母親の精神的安定につながる」などのメリットがあると話す。

助産師 上原えり子さん:
お産後、退院してすぐというのはホルモン的にも母親の気持ちが落ち込むことも多いけれど、そこに誰か手助けしてくれたり、話を聞いてくれる方がいるのは、母親の安心につながるので、すごいいいのではないかと思う。

上原さんが開くパパママ講座に祖父母世代が参加したこともあるということで、「孫育て」への注目度も高まっているようだ。

助産師 上原えり子さん:
孫がじいちゃんばあちゃんに愛されている、かわいがられていると思うことは、子供にいい影響を与えると思う。

都城市 池田宜永市長:
世代を超えて家族で子育てをするということで言えば、家族の絆を深めていただければと思う。

都城市は他にも子育て政策を行っている。

・保育料無料化
・中学生までの医療費無料化
・妊産婦の健診費用無料化
・保育の人材確保に向け、保育士に最大120万円を支給
 (保育所などへの就職・勤続年数などに応じて)

都城市は、まず行政から始める事で、今後、都城市内の民間企業にも孫休暇の取り組みが広がることを期待しているという。

(テレビ宮崎)

最終更新日:2025年4月29日 8:00
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