値上げに次ぐ値上げの春 ビールや調味料など4000品目以上 暮らしに欠かせない水道・光熱費や電車の運賃も!
JR九州の運賃も上がる。設備の維持などの安全対策や人材確保のための待遇改善を行うため、1996年以来、29年ぶりの初乗り運賃値上げとなる。具体的には初乗り運賃が3月まで170円のところ4月から200円となり、JR九州全体で普通運賃が平均14.6%引き上げられる。
また、定期運賃では「通勤定期」が平均約30%、「通学定期」が平均約16%、値上げされた。
宮崎県では普通運賃の場合、宮崎駅から宮崎空港までが360円から400円に、佐土原駅までが280円から340円に、都城駅までが950円から1090円に値上げされた。
値上げの要因は主に3つ
値上げの要因について、スーパーやビールメーカーに直接聞いた。値上げの要因は主に3つ、資材の高騰と物流コストの上昇、製品の生産コストの上昇によるものだった。売る側だけの努力ではどうにもならない状況で、小売り業者は頭を抱え、消費者は今後も上がるのかという不安を口にしていた。また、帝国データバンクによると、「夏にかけても断続的な値上げラッシュの発生が見込まれる」ということだ。
一方で、子育て世代には嬉しい変化もある。2025年度から高校授業料を実質無償化するため、高校や、高等専門学校などに通う生徒を対象に、公立高校の授業料に相当する年11万8800円が支給される。これまでは世帯年収910万円未満が支給対象の条件だったが、所得制限も撤廃された。オンラインや学校を通じて7月に申請し、数カ月後に年額分が一括支給される予定だ。
値上げの春を乗り越えても、値上げの夏が待っている。もう一度家計を見直して、備える事が必要だ。
(テレビ宮崎)