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爆発的に繁殖した外来植物の撤去が劇的に進む 湖全体を埋め尽くしていた「ボタンウキクサ」 少しでも残すと3カ月で1000倍に!?【宮崎発】

2025年5月26日 5:00
さらにウェットスーツを着用し、小さい網を使っての除去作業も行われていた。なぜここまで徹底した除去を目指すのだろうか。そこには繁殖力が強いといわれるボタンウキクサの特徴があった。

油断できない!3ヶ月で1000倍になると言われれる繁殖力

回収チームのリーダー・テクアノーツ 金岩紀彦さん:
新しい茎が出て、こんな感じで枝分かれして、これがちぎれてまた増えていく。この時期はだいたい1カ月で10倍、2カ月で100倍、3カ月で1000倍くらいになると言われているので、ここ2〜3カ月が大事な時期。

クローン繁殖もするボタンウキクサは、水温が上がるこれからの時期に増えていくということで最後の詰めの作業をしていた。

都城土木事務所 福島正寛課長:
増殖のスピードも早いので、我々もダム湖を管理する立場としてやっかいな植物と改めて感じたところ。

回収したウキクサは仮置き場で枯らして、今後、処分方法を検討することになっている。完全な撤去は難しいため、都城土木事務所では、作業終了後も巡視の頻度を増やし、見つけ次第回収する方針だ。

(テレビ宮崎)

最終更新日:2025年5月26日 5:00
テレビ宮崎