「学校に行けると思うとうれしい」宮崎市に県内2校目の“学びの多様化学校”開校 不登校の子供たちに学びの場を
2024年12月に開かれた学校説明会には、生徒や保護者などおよそ200人が参加。その後、個別面談を経てこの4月から46人がこの学校で学ぶことになった。
転入生たちは
転入生 3年生:
最初は緊張したり不安もあったけど、来てみたらみんな優しくて安心した。学校に行けるきっかけになりそう。勉強や友達も作って、高校に行けるよう生活したい。
転入生 2年生:
前の学校も行きたかったけど行けなかったから、行けると思うとすごくうれしい。ほかの不登校の人たちも来られる楽しい学校になってほしい。
学校では早速23日から授業が始まり、生徒たちは新たな一歩を踏み出した。
一般的な中学校よりもゆとりを持たせている
学びの多様化学校は、文部科学省の指定を受け、不登校の児童・生徒が学習指導要領の内容などにとらわれず柔軟に教育課程を編成できる学校のことだ。
「ひなた中学校」昼間部では、基本的に1日4時間授業。中学生の標準授業時間1015時間に対し770時間と、ゆとりを持たせている。2025年度の入学者は、2・3年生は希望者全員を受け入れることができたが、新1年生は応募が多く、29人の中から抽選で15人が入学することになった。入学できなかった生徒には学びの多様化学校以外の支援を提供していくということだ。
(テレビ宮崎)