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林野火災のほとんどは「人間の不注意によるもの」宮崎市鏡洲で起きた山火事の原因は…?1月から4月は空気が乾燥し強い風が吹くため十分な注意が必要

2025年4月4日 18:18
林野火災のほとんどは「人間の不注意によるもの」宮崎市鏡洲で起きた山火事の原因は…?1月から4月は空気が乾燥し強い風が吹くため十分な注意が必要

岩手県大船渡市、岡山県岡山市、愛媛県今治市に続いて、3月25日に宮崎市鏡洲で発生した山火事は、発生翌日の夕方に鎮圧、翌々日に恵みの雨が降り、鎮火となった。約50ヘクタールの森林が焼失し、火事の原因を警察と消防が調査中だ。消防庁によると、林野火災のほとんどは「人間の不注意」が原因だという。燃え広がると消火活動が困難になるため、火の取り扱いには十分気を付けるよう呼びかけている。

大船渡、岡山、今治に続いて宮崎市でも…

3月25日の宮崎県内は朝から晴れて気温が上がり、乾燥注意報が発表されていた。消防によると、午前11時45分ごろ、宮崎市鏡洲で「山が燃えている」と近くにいた人から通報があった。

消防車両や熊本県の防災ヘリコプターなどが出動し、消火活動が続けられたが、火の勢いを止める事は出来ず、宮崎市は鏡洲地区の一部、70世帯を対象に避難指示を発令した。また宮崎県は、災害警戒本部を立ち上げ、自衛隊に災害派遣要請をした。

夕方になっても火の勢いを止めるには至らず、消火活動は午後7時にいったん終了。夜になると、暗闇の中、炎に染まる山の姿があった。

河合皓稀アナウンサー:
午後7時時点の宮崎市鏡洲の火災現場。山の斜面に火の手が上がっている状況で、バチバチと破裂音も聞こえる。

一夜明けた26日、炎は見えなくなっていたものの、複数個所で白い煙が上がっていた。

竹下凜アナウンサー:
鏡洲小学校の近く。山火事の発生から一夜明けた今でも数カ所で白い煙が上がっていて、焦げ臭いにおいがしている。

午前6時ごろから消火活動が再開され、宮崎市消防局と消防団のメンバー合わせて約130人が、懸命の消火作業にあたった。

地上からの消火活動が難航する中、災害派遣要請を受けた4機の自衛隊ヘリコプターなどによる放水も繰り返し行われた。

近隣住民は:
風が強いので飛び火しないか心配。山に囲まれているので、早く鎮火してほしい。

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テレビ宮崎