気温が23.3度でも、車内は50度を超える 子供は10分で「命の危険」に 置き去りは絶対にしないで

「車内熱中症」に注意!
ゴールデンウィークに家族で車で出かける方も多いと思うが、子供は特に、車内での熱中症に注意が必要だ。日差しが強いので、車の中も暑くなってしまうからだ。
JAF(日本自動車連盟)が行った実験によると、気温が23.3度(ちょうど今の時期の気温)だったとしても、エンジンを切って1時間もすれば車内は43.5度に。そしてダッシュボード付近は57.3度にもなってしまうという結果が出ている。車内に子どもやペットを残したまま車を離れる事が、いかに危険かという事がわかる。
わずか10分で子供は「命の危機」に
特に幼児は、「汗をかく能力」「水分補給の意識」「体調を伝える能力」が低いので、10分程度でも命の危険にさらされてしまう。当然の事ではあるのだが、「少しの時間だから」とか「寝ているから」といって、子供を車内に置き去りにしてはいけない。
万一に備えて教えておくことも
置き去りにしないことが大前提だが、その他にも思わぬ事で子供が車内に取り残されることがあるかもしれない。いざという時のために、子供には「危険を感じた時は、こうやってクラクションを鳴らして、助けを求めるんだよ」と教えておくことが、命を守る事につながるのではないだろうか。
(テレビ宮崎)