山形市出身の女性保育士殺害 スマートフォン見つからず位置情報不明 何者かと車で移動したか
山形市出身の保育士の女性が殺害され、宮城県岩沼市の海岸で遺体で見つかった事件で、女性は「前日の夕方」に帰宅し、その後、何者かと車で現場まで向かったとみられることがわかりました。
この事件は4月13日、宮城県岩沼市の海岸で仙台市太白区の保育士で山形市出身の行仕由佳さん(35)が遺体で見つかったものです。
胸や腹には刃物のようなもので刺された傷があり、現場付近で殺害された後、砂浜まで引きずられて遺棄された可能性があるとみられています。また、遺体には刺し傷以外にも複数の細かい傷があったということです。
行仕さんは遺体発見の前日勤務先の保育園に出勤し、「夕方に」職場から帰宅した後、「勤務先に戻る」と家族に伝え歩いて家を出たとみられています。
行仕さんは車を持っておらず、捜査関係者は行仕さんは現場まで何者かと車で向かったとみています。
自宅周辺の防犯カメラからは行仕さんが歩いている姿はこれまでに見つかっていません。また、行仕さんのスマートフォンが見つかっておらず、家を出た後の位置情報がわかっていないことから、何者かが持ち去った可能性もあるということです。捜査本部は家を出た後の足取りや殺害された当時の状況を詳しく調べています。