×

4人に1人が「せんべいを毎日食べる」 山形市の消費額が全国1位に 全国平均2500円以上上回る

2025年6月11日 18:10
4人に1人が「せんべいを毎日食べる」 山形市の消費額が全国1位に 全国平均2500円以上上回る

山形市にまつわる「全国1位」についてご紹介します。皆さんは、山形市が「全国1位」と聞いて何を思い浮かべますか?1世帯当たりのラーメン消費額が全国1位であることはすっかりおなじみですよね。実は、ラーメンだけではないんです。

国の家計調査による2022年から去年までの3年間の品目別の年間支出額の平均を基に県がまとめた消費ランキングです。
今回、山形市が初めて全国1位になったのが『せんべい』の消費額なんです。1世帯当たりの消費額は、全国平均を2500円以上上回る9079円でした。
なぜせんべいの消費額が多いのか、山形市内のスーパーマーケットで、買い物客にせんべいへの思いを聞きました。

60代「毎日食べている。パートに行くと職場にみんなせんべいを持ってくる」
「家に欠かさず置いておく。必ず常にある」
「私は3種類ぐらい。醤油せんべいちょっと硬めの。お昼ご飯を食べてせんべい。ドラマを見ながら食べる。ピヨ卵までずっーと食べ続ける」
「切らすことはない。常にある」
30代「子どもといっしょに毎日食べる。お兄ちゃんもよく食べるので。家族みんなで食べる。今から幼稚園のお友だちが集まるので買いに行こうと思って」「その時に持っていくのは?」「せんべい」

その様子、さっそく写真を送ってもらいました。みんなでせんべいを持ち寄ったんでしょうか。おいしそうに食べていますね。
そして、番組では、YBCアプリでアンケートを実施しました。質問は、「普段、どのくらいせんべいを食べますか?」1564人の方から回答をお寄せいただきました。結果がこちらです。
「ほぼ毎日食べる」と回答したのが23%。およそ4人に1人がせんべいをほぼ毎日食べているという結果になりました。
そして、最も回答が多かったのが「週2、3回以上食べる」という33%。この数字と「ほぼ毎日食べる」の23%を合わせると半数以上にも上ります。せんべいは、山形市民に限らず県民にとっても食べる機会が多く大好物であることがわかりました。
皆さんの声をご紹介します。

・60代女性 お茶うけに無くてはならないもの。お菓子BOXには常に入ってます。無くなると不安というか寂しい。
・40代男性 しょっぱいせんべいと甘いもの、交互のエンドレスがたまらない、とまらないです。
・50代男性 お酒のおつまみとしても食べますよ。

このようなコメントが寄せられました。
回答を見ると、皆さん、味や固さが違うせんべいを何種類もストックしているという人が多くいました。お茶飲みの場面や農作業の休憩中に食べるという声も多く聞かれました。

それではなぜ、こんなにもせんべいが食べられているのか。山形市ブランド戦略課の担当者に聞いたところ、あくまでも推測とした上で、「来客があったらラーメンの出前を取る文化があるように、来客をおもてなしするためにお茶菓子などでせんべいを用意する県民性や土地柄があるのではないか」と話していました。
皆さんは、どんなせんべいを買い求めているのか売れ筋を聞きました。

ヤマザワ松見町店 涌井真 副店長「6段になっていて品揃えは100アイテム」
(客の買い求める傾向は?)「売り上げの上位に来ているのはしょっぱい系のせんべい。幅広い年代の方に指示されている」
(せんべいのランクインでお店でも売り出していきたい?)「これからせんべいをもっと押し出していきたい」

今回の調査で、せんべいの他にも山形市が消費額全国1位となった品目がこちらです。

・全国トップの印象が強いラーメン
・「サトイモ」や「しょうゆ」「こんにゃく」といった芋煮の食材
・この他、ヨーグルト、ベーコン、上下水道料といった意外な全国1位もあるんです。

上下水道料が全国トップの理由として、山形市の住宅街が浄水場よりも標高が高い場所にあるため、ポンプで水を押し上げる必要があり、その「動力費」が水道料金に転嫁されるということです。
子どものおやつやお茶菓子、お酒のつまみまで、幅広い世代に愛されるせんべい。山形市が日本一せんべいが食べられているということをあすのお茶飲みで話題にしてみてはいかがでしょう?

最終更新日:2025年6月11日 18:10