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天童警察署が集中豪雨を想定した救助訓練 去年の大雨被害受け山形県警が警察官全員分の救命胴衣配備

2025年4月18日 17:12
天童警察署が集中豪雨を想定した救助訓練 去年の大雨被害受け山形県警が警察官全員分の救命胴衣配備

去年7月の記録的大雨など大規模災害が毎年のように発生している中、天童警察署で18日、集中豪雨を想定した救助訓練が行われました。

訓練は、集中豪雨でアンダーパスを走行していた車が水没し、運転手が車内に閉じ込められた想定で行われ、天童警察署・第2機動隊の隊員14人が参加しました。
県警察の災害対応をめぐっては去年7月の記録的大雨の際、新庄市で警察官2人が氾濫した川の濁流に流され、死亡しています。当時、2人は救命胴衣を所持していませんでした。
これを受けて、県警察は現場での対応が想定される警察官全員分の救命胴衣とヘルメットを配備したほか、現場に向かう前にそれぞれ着用するよう内規を新たに定めました。
訓練では、出動時の装備を確認した後、ゴムボートを組み立てて車が水没した現場に運びました。

訓練「大丈夫ですか!要救助者、男性、けがなし!運転手さん、今から窓ガラス割りますので破片飛ぶと危ないので離れてください。割りまーす!割りました!」

隊員たちは、ガラスの破片でけがしないよう毛布を敷いて男性を引き上げ、ボートに乗せました。

天童警察署警備課長 半沢邦浩課長「各隊員が実際の装備資機材を使って活動したことで、実際の現場を想定した訓練ができた。現場の状況によっては更に困難な状況も予想されるが訓練を積み重ねることでそういった現場でも迅速かつ安全に対応できる」

天童警察署は6月にも、市と消防と連携して実際のアンダーパスで救助訓練を行う予定です。

最終更新日:2025年4月18日 20:04