「身の入りは良い」岩ガキ漁解禁 山形県遊佐町の漁港で今シーズン初の水揚げ
山形県庄内浜の夏の味覚、岩ガキ漁が解禁され遊佐町の吹浦漁港で、地元の漁師たちが今シーズン初の水揚げ作業を行いました。
遊佐町吹浦で取れる天然の岩ガキは、豊富なミネラルを含んだ鳥海山の伏流水が海底に湧き出す海域で育ち、身が大きく、濃厚な甘みが特徴です。今シーズンは21日に水揚げが解禁され、吹浦漁港では23日朝、今シーズン最初の素潜り漁を終えた漁師たちが、水揚げされた岩ガキの殻に付いた海藻などを刃物を使って取り除いていました。
吹浦カキの会会長 篠川尚宏さん「今年は天気が悪くて寒くて、育ちが悪いのかと思ったけど、きょう取ってみて例年並みに身の入りは良いから期待できますね」
ここ数日は海が荒れ、漁場の下見が出来なかったため、食べごろの大きさに成長した岩ガキを探すのに時間がかかったということですが、篠川さんの船も規定の50キロあまりを水揚げしました。
吹浦カキの会会長 篠川尚宏さん「ことしも美味しいカキ皆さん食べに来てください」
23日に水揚げされた岩ガキは、24日の競りにかけられ鮮魚店や道の駅などの店頭に並ぶということです。天然岩ガキの水揚げはお盆過ぎまで続きます。