山形市の公園にイタリア料理店オープン 行政と民間が連携して公園の利活用に取り組む
山形駅前の公園の一角に飲食店の新たな施設が完成し10日、オープニングセレモニーが行われました。行政と民間が連携して公園の利活用に取り組む事業の一環で県内初の試みです。
小坂憲央アナウンサー「山形駅東口から歩いてすぐのところにある駅前公園。この一角に新しい飲食スペースがオープンします」
山形市の「駅前公園」にオープンするのはイタリアンダイニング「カスミテラス」です。
山形市の公募に応募した市内の住宅メーカー「クリエイト礼文」の提案が採用され、この施設が整備されました。これまで公的資金のみで対応してきた公園の整備や管理には「カスミテラス」の収益の一部があてられ、県内初の試みとなります。運営は山形市内で別の飲食店を手掛ける「manmal」が担当し、昼はカフェ、夜はダイニングバーとして営業する予定です。
小坂アナ「おしゃれな空間でいただくこちらがディナーメニューです。3品すべてに山形県産の食材が使われているんです。おすすめの『高畠産トマトのカッペリーニ』です。トマトいただきます。甘いです。フルーツですよ」
「2階はテラス席になっています。とても開放的な空間ですね。ソファもあってさながらビル街の中のオアシスといったところでしょうか」
オープニングセレモニーでは、山形市の佐藤孝弘市長ら関係者がテープカットをして完成を祝いました。
花笠通り飲食店組合 酒井貞昭理事長「これまでは児童公園で夜のライティングも無ければ山形駅前の中では本当に暗いエリアだったところが市と民間が一緒になってこういった建物を建ててもらって昼からの需要が生まれるということは大変期待したい」
クリエイト礼文 大場友和CEO「旅行者や地元の人が公園を活用した開放的な空間で食事やお酒を楽しむ空間になれば」
「カスミテラス」は6月25日にプレオープン、7月3日にグランドオープンします。山形市によりますと官民連携による公園整備は市内の「西公園」や「第二公園」でも計画されているということです。