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VRなどの最新技術も 交通安全のシミュレーターで警察官が研修会 山形県警

2025年4月22日 18:01
VRなどの最新技術も 交通安全のシミュレーターで警察官が研修会 山形県警

春の行楽シーズンを前に、山形県警察は22日、交通安全の啓発に使うシミュレーターの警察官向け研修会を開きました。仮想現実・VRなどの最新技術を活用し、より現実に近い感覚で交通ルールを再確認できるということです。

県警察は現在、自動車や自転車の運転などを疑似体験できるシミュレーターを6種類所有しています。研修会は、交通安全講習を行う警察官にこれらのシミュレーターの効果的な使い方を知ってもらおうと開かれたもので、県内各地の警察署から25人が参加しました。
県内ではことし、交通事故で5人が死亡しています。いずれも65歳以上の高齢者で、4人が歩行者でした。
シミュレーターには仮想現実・VRの映像で道路の横断を再現したものもあります。
記者も体験してみました。VRゴーグルでは映像が立体的に見えています。

記者「リアルですね!ちょっと怖いですが…(横断してみる…はねられる)うわ!はねられました」(衝突ノイズ)「これは現実なら死亡事故ですね」

また、このシミュレーターは体験した人が横断中にどこを見ていたか分かるようになっています。

解説「結構右側を中心に見ていた横断歩道を渡る時に前しか見ていなくてひかれることもある」

県警察本部交通企画課 和田浩明さん「シミュレーターの中で車とぶつかってしまうなどを通して、自分のここが足りなかったんだなという所に気付いてもらえる。車からも歩行者からも両方の面で非常にいい体験になると思う」

県警はシミュレーターを無料で貸し出していて、学校や職場の交通安全講習などで活用してほしいと呼びかけています。

最終更新日:2025年4月22日 19:56