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神輿を担いで川に 鶴岡市鼠ケ関で海の安全と豊漁を祈る「神輿流し」 250年以上続く伝統行事

2025年4月15日 17:36
神輿を担いで川に 鶴岡市鼠ケ関で海の安全と豊漁を祈る「神輿流し」 250年以上続く伝統行事

鶴岡市の鼠ヶ関地区で15日、250年以上続く伝統行事の「神輿流し」が行われました。地区の住民が神輿を担いで川に入り海の安全と豊漁を祈る勇壮でユニークな行事の模様を取材しました。

鶴岡市の鼠ヶ関地区では毎年4月15日に地区の「厳島神社」の祭典に合わせて白装束姿の男性がみこしを担いで川に入り、豊漁と海の安全を祈って水をかけあう「神輿流し」を行います。
地区の漁師が網にかかった弁天様を祭ったところ豊漁が続いたという言い伝えが由来の江戸時代中期から続く伝統行事です。
午前10時ごろから住民がみこしを担いで地区を練り歩きました。

「騒げ!楽しい。」「楽しいです」

威勢の良い掛け声を上げながら道中で獅子舞や天狗舞を披露していきます。雨が降る中、4時間ほどかけて地区を回り、「みこし流し」を行う川岸に到着。
男性たちがみこしを担いで水の中に入っていきます。
多くの見物客や住民らが見守る中、みこしに川の水を勢いよくかけて清めました。

担ぎ手「雨でも晴れでも最高ですね」

港町の住民たちの豊漁への願いが込められたみこしは川の上流へと引っ張りあげられ、盛り上がりは最高潮に達していました。

最終更新日:2025年4月15日 20:06