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全国各地で大規模な山林火災相次ぎ山形県が火災予防キャラバンを実施 4月と5月要注意

2025年4月10日 16:44
全国各地で大規模な山林火災相次ぎ山形県が火災予防キャラバンを実施 4月と5月要注意

全国各地で大規模な山林火災が相次ぐ中、春の火災予防運動が9日から山形県内一斉に始まりました。山林火災は、野焼きが原因となるケースが目立つとして県は、火の取り扱いに注意を呼びかけています。

中川悠アナウンサー「全国各地で発生している山林火災。きょうのように風が強く乾燥した日は燃え広がりやすい」

ことし2月、岩手県大船渡市で大規模な山林火災が発生、去年は南陽市と高畠町でも山林火災が相次ぎました。
これを受けて、県は初めてとなる火災予防キャラバンの出発式を9日行いました。
式には、県内12の消防本部の消防長などおよそ100人が参加。参加者を代表して県消防長会の浅井幹太会長が「火災で大切な命や財産が失われることを防ぎたい」と決意表明しました。
県によりますと去年、県内で発生した林野火災は116件で、このうち、7割近い78件が4月と5月に発生しています。
山火事は、野焼きやたき火が原因で起こるケースが多く、特にこの季節は空気が乾燥し、風が強く吹きやすいため、火災が発生しやい傾向となっています。

県消防救急課 松田光美課長「たき火や野焼きをする場合は、やめてもらいたいところはあるが、火がついてから消えるまでずっと見てもらい、終わった後は水をかけて消す、火が消えたことを確認することが一番大事なこと」

春の火災予防運動は、4月22日まで行われます。県は、強風や空気が乾燥している時は、たき火や野焼きをしないなど、火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。

最終更新日:2025年4月10日 16:44