子どもを中心に感染する「伝染性紅班」いわゆる「リンゴ病」が山形県内で6年ぶりに警報レべル
子どもを中心に感染する「リンゴ病」が山形県内で「警報レベル」になったことが16日、分かりました。警報レベルとなるのは2019年以来、6年ぶりです。
「伝染性紅斑」、いわゆる「リンゴ病」は発疹で両ほほが赤くなり、手と足に網目状の発疹が出るもので子供を中心に発症します。発熱を伴って感染力が強く、妊娠している女性が感染すると、流産などの危険があります。
県健康福祉企画課によりますと定点観測をしている県内26の小児科で4月13日までの1週間にリンゴ病と診断されたのは合わせて68人に上りました。一医療機関当たり2.62人となり警報レベルの2.0人を超えました。警報レベルとなるのは2019年以来、6年ぶりです。
特に、山形市を除く村山地方が一医療機関当たり6.57人と多くなっていて置賜も2.67人と警報レベルを超えています。
一方、山形市は一医療機関当たり1.5人、最上が0.33人庄内が0.57人となっています。
「リンゴ病」は発疹が現れる7日から10日前に風邪のような症状が見られることが多くこの時期がもっとも感染しやすいということです。
飛沫や接触で感染することから県は、こまめな手洗いや咳エチケットを呼びかけています。