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500年以上にわたり伝承されている「黒川能」 王祇祭が夜通し開催 幽玄の舞魅了

2025年2月4日 17:18
500年以上にわたり伝承されている「黒川能」 王祇祭が夜通し開催 幽玄の舞魅了

鶴岡市黒川地区で500年以上にわたって伝承される「黒川能」の王祇祭が1日から2日、夜を徹して開催されました。

黒川能は鶴岡市黒川地区に室町時代から伝わる農民芸能で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
春日神社の王祇祭は毎年2月1日の夜から2日にかけて開かれ、公民館や民家を会場に「上座」と「下座」に分かれて能や狂言を夜通し上演します。
このうち民家で演じられた「上座」の演目では地元の男の子が大地を踏みしめ新年の平穏と繁栄を祈るとされる黒川能独特の「大地踏」から始まりました。
初日はこのほか、5歳から80代までのおよそ60人が天下泰平を祈る「式三番」や能の「絵馬」など地域で500年以上、伝承されている演目を披露しました。

観客2人「初めて観て凄く感動した昔の教科書に出てきたそのままで感動です」「『大地踏』のお子さん、あぁいう風に一生懸命覚えて伝統芸能を伝承していくというかみんなでやっていくので小さい頃からやっていったことが積み重なっていって素晴らしいと思った」

県内外からの来場者は夜を徹して繰り広げられる幽玄の舞に魅了されていました。

最終更新日:2025年2月4日 19:46