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「去年悔しい思い。盗難は絶対防ぐ」サクランボの収穫前に盗難防止呼びかける運動がスタート 山形県

2025年5月9日 20:20
「去年悔しい思い。盗難は絶対防ぐ」サクランボの収穫前に盗難防止呼びかける運動がスタート 山形県

サクランボやスイカなどの農作物の収穫を前に9日、山形県村山市で盗難防止を呼びかける運動がスタートしました。

開始式には、JAみちのく村山管内のサクランボ生産者や警察の関係者などおよそ50人が参加しました。式では、園地の見回りを行う際に使う腕章が手渡され、参加者たちは車で次々とパトロールへ向かっていました。
山形県内では去年、玄米およそ900キロが盗まれる被害があったほか、村山市でもサクランボの紅秀峰およそ10キロ、7万円相当が盗まれました。

JAみちのく村山さくらんぼ専門部会連絡協議会・井沢健司 会長「我々生産者は去年の悔しい思いがあったので、人的な盗難だけは絶対防いでみなさまに美味しいサクランボを提供できるよう頑張っている」

県警察本部によりますと去年、県内で確認されたサクランボの盗難被害は、4つの市や町で合わせて80キロ、被害額は26万円あまりに上っています。

村山警察署・堀忍さん「(JAみちのく村山管内は)サクランボやスイカの名産地でもあるので毎年盗難の被害が出ている。警察でもパトロールを強化し生産者や農協、自治体と連携しながら防犯に取り組んでいきたい」

JAみちのく村山では、防犯カメラの設置や、園地で見かけない人がいたら声を掛けるなどの対策を呼びかけています。

最終更新日:2025年5月9日 20:20