×

酒田・飽海が2大会連続の2日目優勝飾る 山形県縦断駅伝 序盤からの激しいトップ争い制す

2025年4月28日 19:08
酒田・飽海が2大会連続の2日目優勝飾る 山形県縦断駅伝 序盤からの激しいトップ争い制す

第69回山形県縦断駅伝競走大会は28日、2日目を迎えました。レースは序盤から激しいトップ争いが繰り広げられ、酒田・飽海が2大会連続の2日目優勝を飾りました。

2日目のレースは、新庄市役所をスタートし、ゴールの長井市役所までの10区間で争われました。

28日最初の区間となる12区は、残り2キロで長井・西置賜の嵐琉煌と新庄・最上の高橋和が抜け出し、競り合いを制した長井・西置賜がトップでタスキリレー。

続く13区。迫ってきたのは、海老茶のタスキ・南陽・東置賜の下條乃將。区間新記録の走りで長井・西置賜を捉え、トップに躍り出ます。

しかし、14区では、またも先頭が入れ替わります。

実況「その差が20メートル射程圏内に捉えています。長井西置賜の四釜峻佑です。交わしたトップに立ちました。再び首位に躍り出ました」

長井・西置賜の四釜峻佑が区間記録を1分11秒縮める快走で再び逆転。長井・西置賜がレースを引っ張ります。

しかし、17区に入り徐々にその差を縮めてきたのは、緑のタスキ。

実況「後ろから酒田・飽海の後藤颯星が先頭長井・西置賜の鈴木駿太郎を飲み込もうとしています。一気に横に並ぶか前に出て交わしました。酒田・飽海がトップに躍り出ました」

目まぐるしく入れ替わるトップ争いを制し、2日目初めて先頭に立った酒田・飽海。区間新を連発して追いすがるライバルに対し、こちらも区間新の快走で差を詰めさせません。

そして…。

実況「酒田・飽海 鈴木拳の姿が見えました。大きな歓声酒田・飽海のチームスタッフから大きな歓声に迎えられて残り10メートル。いまフィニッシュ。酒田・飽海2大会連続で2日目優勝」

酒田・飽海アンカー 鈴木拳選手「ほっとしたのが感想。阿部亮監督がことし最後なので恩返しが少しでもできたらと思って走った。笑顔で酒田に戻れるよう頑張りたい」

酒田・飽海 阿部亮監督「ひとりひとりがしっかり繋いで勝負所でトップに立ったのが選手の強さだと思った。ここまで来たので最後みんなで優勝取りましょう」

それでは、2日目の結果です。

酒田・飽海に続く2位には、1分29秒差で南陽・東置賜。3位に長井・西置賜が入りました。

初日優勝の山形は、22分24秒差の7位に沈みました。

2日間の総合順位です。17大会ぶりの総合優勝を目指す酒田・飽海が1位。王座奪還を狙う南陽・東置賜が2分48秒差の2位、連覇を狙う天童・東村山は3位です。

2日目3位に入った長井・西置賜が、初日の10位から6位に順位を上げました。

2日目は、12人が区間新記録を樹立するレースになりました。果たして総合優勝に輝くのはどのチームでしょうか。29日の3日目は、長井市役所から山形市の山形メディアタワーまでの8区間で争います。午前8時スタートです。

最終更新日:2025年4月28日 20:06