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コストコ開業1か月 来店者は「全国2番目の多さ」日本一売れた商品も 山梨・南アルプス市

2025年5月13日 20:00
コストコ開業1か月 来店者は「全国2番目の多さ」日本一売れた商品も 山梨・南アルプス市

 山梨県南アルプス市で会員制大型スーパー「コストコ」が開業して1か月が経ちました。店によりますと、この間の来店者数は想定の倍以上に上り、全国で2番目の多さとなりました。

佐藤記者
「コストコ開業から1カ月が経ちました。平日の午後2時ですが続々と車が入っていったり駐車場はほとんど埋まっていたりと、多くの人が訪れています」

 南アルプス市寺部のコストコ南アルプス倉庫店です。4月11日の開業から1か月間の来店者数は予想の2倍を上回り、全国37店舗中で2番目の多さだったといいます。また、来店客の内訳は85%が県内からで長野県からが8%、静岡県からが3%でした。

 ほぼ毎日、開店前に行列ができたため、オープン時間を1~2時間ほど前倒して対応。この1か月間、48貫入りの寿司やホットドッグ、牛タンやバナナなど6種類の商品が全国の店舗で最も売れたということです。

コストコ南アルプス倉庫店 矢代佑太 店長
「山梨は初出店だったこともあり、期待以上にみなさんが待っていてくれたのを感じる。観光の時期にもちょうどいいので、観光ついでに来てもらい買い物をしてほしい」

 こうした状況に地元・南アルプス市の金丸一元市長は…

南アルプス市 金丸一元 市長
「客数も非常に増えているようで、非常にいい状態ではないかと思います」

 一方、懸念されたのが地元の小売店への影響です。

 南アルプス市商工会によりますと、会員企業からコストコに関する相談や閉店した店舗もなく、目立った影響はみられないということです。商工会ではコストコによるマイナスを恐れるだけでなく、積極性が必要と指摘します。

南アルプス市商工会 野田清紀 会長
「コストコの力を使ってわれわれが生きる方法を考える。コストコのおこぼれをもらっているようではだめだよと。それを生かした上でわれわれも独自に収益を上げる方法を考えないといけない」

 商工会はコストコの利用客を市内に回遊させられるような対応を会員企業に促しています。

最終更新日:2025年5月13日 20:00
    山梨放送