コストコ開業で…生活道路に流入する車両増加 店舗南側に新たな市道を整備へ 山梨

山梨県南アルプス市にコストコが開業して1か月が経つ中、周辺の生活道路に流入する車両が増えています。そのため、市は新たに市道の整備を決めたことが市への取材で分かりました。
コストコ開業前に懸念された周辺の幹線道路の渋滞ですが、これまでのところ目立った渋滞はほとんど確認されていません。
一方、市民が使う生活道路では…
南アルプス市民は
「やっぱりコストコが始まってから、通るのが増えるのは増えた。目に見えて分かる」
コストコの利用客とみられる車両の通過が相次ぐようになり、市には「車がスピードを出しすぎている」などの苦情が寄せられています。
コストコ周辺の渋滞を回避しようとカーナビが案内する生活道路に流入しているとみられ、市は5か所に看板を設置して通行を控えるよう呼びかけています。
こうした中、市がコストコの店舗南側に新たな市道の整備を計画していることが分かりました。新たな市道はコストコ南側から県道につながる約280メートルでの道路で現在、用地取得を進めているということです。
南アルプス市 金丸一元 市長
「できるだけ新しい道をつくっていき、時間はかかるが考えていかないとならない」
市は市道の整備とともに引き続き、コストコの来店者に生活道路を使わないよう呼びかけていくとしています。