“富士トラムよりEVバスを” 富士吉田市長が先行導入を推奨 富士スバルライン 山梨
山梨県が導入を進める富士山の麓と5合目とを結ぶ「富士トラム」について、富士吉田市の堀内茂市長は実現に時間がかかるとして10日、EVバスを先行して導入する考えを示しました。
県は今月、ゴムタイヤ式の新交通システム「富士トラム」について、LRTやEVバスなどに比べ、輸送力などの点で「優位性がある」とする調査結果をまとめました。
これについて、富士吉田の堀内市長は「実現にはかなりの年月がかかるのではないか」とし、先行してEVバスの導入を目指す考えを示しました。
去年夏の富士スバルラインの通行量はおととしよりも大型バスで2割、タクシーなどで4割増加したことから、「早期に環境保全を図る必要がある」としています。
その上で、富士トラムの導入に向けた道筋が見えた時点で、EVバスとどちらを選ぶか検討したいと話しました。
最終更新日:2025年6月11日 12:23