「あきらめずに育ててくれてありがとう」ろう学校で卒業式 親への感謝伝える 山梨

　山梨市の県立ろう学校で7日、高等部の卒業式が行われ、3人が旅立ちの日を迎えました。

　卒業を迎えたのは乳幼児のころから長年、ろう学校で一緒に学んできた高等部3人です。

　式では代表して鈴木ゆらさんが学校での日々を振り返り、長年支えてくれた親への感謝の気持ちを大きな声で伝えました。

県立ろう学校高等部 卒業生 鈴木ゆらさん
「がんこでわがままな私を18年間、あきらめずに育ててくれてありがとう。家族と一緒にたくさん笑ったり、泣いたり、ケンカしたりしました。家族の支えがあったからこそ、今の私がいます。これからは私が家族にお返しできるようにしていきたい」

　この後、卒業生や家族、教師らが「旅立ちの日に」を手話を交えながら合唱。就職が決まっている3人の門出を祝いました。

　県立ろう学校では「夢や目標に向かって時代を切り開いく人材になってほしい」と、3人の旅立ちを見送っていました。