ちょうど100年前に植樹したサクラ 芸術的な建築物と競演 山梨・北杜市
北杜市では14日、芸術的な建築物との競演が楽しめる清春芸術村のサクラが見頃を迎えています。
北杜市の芸術文化施設、清春芸術村です。
やわらかな日差しの中、敷地を取り囲むように咲き誇る桜が今まさに見頃を迎えています。
今田キャスター
「名建築家たちの手による芸術的な建物が、満開の桜に囲まれています。時折風に桜が舞うようすは、まるで絵画の中に入り込んだようです。」
清春芸術村はもともと、廃校になった旧清春小学校の跡地で、約30本の桜の木はちょうど100年前の3月、当時の児童が植樹したものです。
今年は「寒の戻り」で、例年より1週間ほど開花が遅れましたが、樹齢100年を経てもなお見事な花を咲かせ、春の訪れを告げています。
敷地内ある茶室も満開の桜に包まれ、自然と建築物がひとつになったかのような美しさです。
14日は晴天に恵まれ、桜の向こう側にまだ雪が残る雄大な甲斐駒ヶ岳や南アルプスの山々を見ることもできました。
見物客
「美術館バックに撮る桜もきれいですし、この道沿いも桜並木できれいだなと思います」
芸術村の中には、1998年の台風で折れてしまったものの、見事によみがえった「清春臥竜桜」もあり、地域の人に愛されているということです。
北杜市長坂町の清春芸術村のサクラは、今週いっぱい楽しめそうです。