野党の候補一本化に進展なし 立憲対応決まらず いら立つ連合 参院選山梨
夏の参院選・山梨選挙区を巡り、候補擁立を決めた政党の動きが活発化する中、立憲民主党県連の対応が決まらず、最大支援組織の連合山梨にはいら立ちが募っています。
13日の会合で、立憲民主党県連は参院選の候補者選びを続けることを確認しましたが、実現の見通しは全く立っていません。
立憲民主党 中島克仁衆院議員
「期限についてもひとつの節目はつけないといけないと認識しながらも、現時点では明確に期限は示せない」
同じ旧民主党系の国民民主党県連は先月上旬、前知事の後藤斎氏の擁立を決定しました。
しかし、立民県連は独自候補を擁立の上、一本化への協議に入る考えを崩しておらず、両県連による本格的な話し合いはいまだ始まっていません。
参院選まで3か月となっても進展がない状況に両県連の最大支援組織、連合山梨にはいら立ちが募っています。
ある幹部は「政権交代に直結する重要な選挙なのに、指をくわえ続けていていいのか」と憤りを隠さず、「遅くとも今月26日のメーデーの式典までには結論を出してほしい」と話します。
一方、参政党が擁立する新人で塾経営の永田己貴氏は12日に会見を開き、正式に立候補を表明しました。
参政党 永田己貴氏
「昔ながらの日本の良き精神を、しっかりと教えていくような教育をもう一度取り戻したい」
このほか、自民党県連も12日に会合を開き、現職で3期目を目指す森屋宏氏の選挙に向けた準備を進めています。