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「投資でもうけて一緒に食事に」60代男性が1300万円相当被害 ロマンス詐欺 山梨

2025年4月15日 15:22
「投資でもうけて一緒に食事に」60代男性が1300万円相当被害 ロマンス詐欺 山梨

 昭和町の60代男性がSNSで知り合った相手に投資を勧められ、1300万円相当の暗号資産をだまし取られました。

 県警によりますと、去年7月、男性のSNSに日本人名の女性のアカウントからダイレクトメッセージが届き、ほかのSNSで連絡を取り合うようになりました。相手は日本で働く韓国人女性を名乗り、互いの身の上話をする中で男性は親近感を持つようになったということです。

 その後、相手から「投資をしてもうけた金で一緒に食事に行きましょう」などと暗号資産の投資を勧められ、指示通りに暗号資産取引所のアプリをインストール。去年8月、2回にわたり計120万660円相当の暗号資産を指定されたアドレスに送金したところ、投資サイトの画面上ですぐに暗号資産が増えていました。

 3か月後の11月下旬、男性が暗号資産を出金しようとしたところ、相手やサイトの顧客サービスセンターを名乗る人物から税金やインサイダー取引の罰金名目など、その都度異なる理由でさらなる送金を要求され、去年11月から今年3月まで13回にわたり1187万6750円相当の暗号資産を送金しました。

 男性はさらに「マネーロンダリングを疑われており費用を払う必要がある」などと言われたため、警察に相談したところ被害が発覚しました。

 警察はSNS型ロマンス詐欺の特徴として「連絡を取り合うようになった面識のない相手から、投資などの金の話を持ちかけられる」、「税金名目などでさらに高額な金銭などを要求される」ことを挙げ、注意を呼びかけています。

最終更新日:2025年4月15日 19:21
    山梨放送