「まるでタクシーのよう」閉山中の富士山で富士吉田市長「救助は有料化すべき」山梨
山梨県富士吉田市の堀内茂市長は13日、閉山中の富士山での救助にかかる費用について、有料化して登山者の自己負担にすべきとする見解を示しました。
閉山中の富士登山を巡っては4月に中国籍の大学生が1週間で2度遭難する事案が発生したことを受け、静岡県富士宮市の市長が「冬山期間中の救助は自己負担とすべき」と発言していました。
13日の定例会見で救助の有料化について問われた堀内市長は「閉山中の富士山は危険が多く、山岳救助隊が二次災害に遭うリスクも高い。登山は危険であるという覚悟を持ってもらう意味でも、救助にかかる経費は自己負担にすべきだ」と述べました。
富士吉田市 堀内茂 市長
「スマホが便利で、遭難をしてもまるでタクシーを呼ぶかのように気軽に救助を要請する風潮があると私は思っている。登山者には安易に登らないという警告の意味で有料化」
堀内市長は今年の富士山の夏山シーズンが終わるまでに、県や国に対して救助の有料化を要望したいとしています。