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「平面Y型」ICに要注意!高速道路の逆走 去年は5件確認 気付いたらどうする?山梨

2025年5月9日 20:18
「平面Y型」ICに要注意!高速道路の逆走 去年は5件確認 気付いたらどうする?山梨

 高速道路の逆走による重大事故が相次ぐ中、警察と関係機関が9日、逆走車への対応を確認する合同訓練を行いました。県内でも去年1年間で5件の逆走事案があり、ドライバーに注意を呼びかけています。

 訓練は県警高速隊と中日本ハイウェイ・パトロール東京が合同で行いました。9日は中央道を逆走する車両を確認した県警高速隊と中日本のパトロール隊が連携し、通行規制を敷いた上で逆走する車両を誘導し、安全に停止させるまでの手順を確認しました。

 4月、栃木県の東北自動車道で男女3人が死亡した事故では、逆走した車は入り口と出口がY字路で交差するインターチェンジから誤って進入したとみられています。このインターチェンジは「平面Y型」という構造で、入り口から本線に向かう車線と出口のある料金所に向かう車線が同じ高さでYの字のように交わっています。逆走が起きやすいと指摘されていて、県内にも同じ構造のインターチェンジが中部横断道の増穂と南部、中央道の上野原、東富士五湖道路の山中湖と4か所あります。

 県警高速隊によりますと、県内では去年1年間に5件の逆走事案が確認され、去年10月には中央道で逆走した乗用車がと大型トラックと正面衝突し、1人が死亡、1人が重傷を負いました。

県警高速隊 榊東 副隊長
「高速道路に乗るとき、SAやPAから出るときは意識して表示や標識を確認してほしい」

 警察は逆走車に気付いたら安全な場所に避難して警察や料金所に通報するよう呼びかけています。また 万が一、逆走した場合は決してUターンせず、 ハザードランプをつけて安全な場所に車を止めた上で、自身は道路の外の安全な場所に避難して警察の到着を待ってほしいということです。

最終更新日:2025年5月9日 20:18
    山梨放送