ロマンス詐欺で3600万円被害 会社役員の60代女性 DM届いた“韓国人男性”に 山梨

甲府市の会社役員の60代女性がSNSで知り合った韓国人男性を名乗る相手に約3600万円相当の暗号資産をだまし取られました。
県警によりますと、今年2月、女性のSNSのアカウントに韓国人男性を名乗る相手からダイレクトメッセージが届きました。
女性はほかのSNSで連絡を取り合うようになり、仕事の話や世間話の内容から相手に好意を持つようになりました。
その後、相手から暗号資産取り引きでの資産形成を勧められ、購入した10万円分の暗号資産を指定されたアドレスに送金。サイト上ですぐに利益が表示されたため、安心した女性は3月から4月にかけて14回にわたり計3020万円の暗号資産を送金したということです。
その後、サイト上での資産が約1億円になったことから、女性が利益の一部を出金しようとしたところ、サイト管理者から「手数料を支払う必要がある」と言われたため、600万円分の暗号資産を送金。その後も暗号資産の送金を求められたことから不審に思い、家族に相談して被害が発覚しました。
警察はSNSなどを通じて連絡を取り合うようになった面識のない相手から、投資など金の話を持ちかけられたら、まず詐欺を疑ってほしいとしています。