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「スピード感が新鮮」 車いすバスケの魅力をアナウンサーが体感 ルールや操作性を学べば誰でも楽しく 山梨

2025年5月5日 10:23
「スピード感が新鮮」 車いすバスケの魅力をアナウンサーが体感 ルールや操作性を学べば誰でも楽しく 山梨
ドリブルもパスもシュートも上達!

 フロアとタイヤがこすれる音を響かせながら、激しく競り合う「車いすバスケットボール」。山梨県甲府市に完成したばかりのパラスポーツの拠点施設で、YBS山梨放送の服部廉太郎アナウンサーが競技を体験しました。

■Jクラブが管理・運営のパラスポーツ拠点で

 甲府市に3月、ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブが管理・運営する県立やまなしパラスポーツセンターがオープン。共生社会のシンボルを目指します。

 服部アナはこの施設で車いすバスケに挑戦。競技歴15年の筒井淳さんに教わりました。

服部アナ

「先ほど(競技を)拝見しましたが、想像以上に機敏な動きが求められるスポーツでした」

筒井さん

「障がいのあるなし、男性・女性関係なく、誰でも楽しめるスポーツになっています。一般的なバスケ、僕たちは『立ちバス』と呼びますが、一部違う部分はあっても基本的には同じルールです」

 筒井さんの友人らにも協力してもらい、競技を体験。服部アナは車いすに乗るのは初めて。不安を抱えていると…。

筒井さん

「とりあえず『聞くより慣れろ』なので、いろいろ動いてみましょう」

■素早く滑らかに移動するには

 まずは車いすの動かし方を教わります。

 タイヤを手で漕ぐことで車いすを前後左右に動かします。回転したいときは、曲がりたい方向の外側のタイヤを強く漕ぎます。

 ブレーキがないので、止まるには自分の手でタイヤの回転をストップさせます。

 服部アナは最初こそ苦戦していましたが、5分ほどの練習でこつがつかめたようです。

■動きながらパス交換 反則には注意

 続いてはパスの練習。ボールを保持して進みながら、味方にパスしていきますが、服部アナの動きに筒井さんがホイッスル!

服部アナ

「どうしました?」

筒井さん

「今、ボールを持った状態でタイヤを3回漕ぎましたね」

服部アナ

「はい」

筒井さん

「それ、トラベリングになるんですよ」

 車いすバスケでは、ボールを持って3回タイヤを漕ぐと反則に。

 しかし、あることをすれば…。

筒井さん

「(ボールを持って)2回漕いだ後、ボールを1回床につくと、今までの2回がリセットされて、さらに2回漕ぐことができます」

服部アナ

「いわゆるドリブルってことですか?」

筒井さん

「そうですね」

山梨放送