「スピード感が新鮮」 車いすバスケの魅力をアナウンサーが体感 ルールや操作性を学べば誰でも楽しく 山梨

フロアとタイヤがこすれる音を響かせながら、激しく競り合う「車いすバスケットボール」。山梨県甲府市に完成したばかりのパラスポーツの拠点施設で、YBS山梨放送の服部廉太郎アナウンサーが競技を体験しました。
■Jクラブが管理・運営のパラスポーツ拠点で
甲府市に3月、ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブが管理・運営する県立やまなしパラスポーツセンターがオープン。共生社会のシンボルを目指します。
服部アナはこの施設で車いすバスケに挑戦。競技歴15年の筒井淳さんに教わりました。
服部アナ
「先ほど(競技を)拝見しましたが、想像以上に機敏な動きが求められるスポーツでした」
筒井さん
「障がいのあるなし、男性・女性関係なく、誰でも楽しめるスポーツになっています。一般的なバスケ、僕たちは『立ちバス』と呼びますが、一部違う部分はあっても基本的には同じルールです」
筒井さんの友人らにも協力してもらい、競技を体験。服部アナは車いすに乗るのは初めて。不安を抱えていると…。
筒井さん
「とりあえず『聞くより慣れろ』なので、いろいろ動いてみましょう」
■素早く滑らかに移動するには
まずは車いすの動かし方を教わります。
タイヤを手で漕ぐことで車いすを前後左右に動かします。回転したいときは、曲がりたい方向の外側のタイヤを強く漕ぎます。
ブレーキがないので、止まるには自分の手でタイヤの回転をストップさせます。
服部アナは最初こそ苦戦していましたが、5分ほどの練習でこつがつかめたようです。
■動きながらパス交換 反則には注意
続いてはパスの練習。ボールを保持して進みながら、味方にパスしていきますが、服部アナの動きに筒井さんがホイッスル!
服部アナ
「どうしました?」
筒井さん
「今、ボールを持った状態でタイヤを3回漕ぎましたね」
服部アナ
「はい」
筒井さん
「それ、トラベリングになるんですよ」
車いすバスケでは、ボールを持って3回タイヤを漕ぐと反則に。
しかし、あることをすれば…。
筒井さん
「(ボールを持って)2回漕いだ後、ボールを1回床につくと、今までの2回がリセットされて、さらに2回漕ぐことができます」
服部アナ
「いわゆるドリブルってことですか?」
筒井さん
「そうですね」