「忸怩たる思い」パナソニックHDが国内外で1万人規模の人員削減 赤字事業から撤退、拠点を統廃合へ
家電メーカー大手のパナソニックは9日、経営改革の一環として、国内外で1万人規模の人員削減を実施すると発表しました。
パナソニックHD・楠見雄規 社長
「雇用に手を付けるということは本当に忸怩たる思いで、申し訳なく思っていますけれども、ここで本当に会社の経営基盤を変えなければ、10年後、20年後にわたって持続的に成長させていくことができない」
パナソニックホールディングスはオンラインで会見を開き、今年度から来年度にかけて、国内外で全体の4%ほどにあたる1万人規模の人員削減を行うと発表しました。
再来年の3月までに1500億円以上の収益改善を図るとしています。
パナソニックは今年2月、家電や空調などを手掛ける中核子会社の「パナソニック」を解散し、事業ごとに3つに分社化する方針を明らかにしていて、今後、赤字事業からの撤退や拠点の統廃合を進めるとしています。