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【独自解説】680億円ともいわれる違約金の行方は?緊急会見で事務所との契約終了を発表したNewJeansに「対応は極めて悪質」と批判の声も…泥沼化する騒動の背景にある、韓国の“アイドルビジネス”の手法

2024年12月10日 12:30

Q.生みの親であるミン・ヒジン氏が所属事務所の代表を解任されたところから、全ては始まったんですよね?
(韓国芸能ウオッチャー・ヒョンギ氏)
「そうです。普通の記者会見だと代理人弁護士が同席したりしますが、今回、メンバーだけで会見をしています。メンバーはまだ16~20歳で未成年もいるのに、こんなにしっかりとした会見を見たことは、今までにないです。いろんな臆測や報道がありますが、ミン・ヒジンさんが全部把握してやっているのではないかといわれるぐらい、ミン・ヒジンさんとメンバーの関係性は深いんだと思います」

■事務所からの回答送付期限前に記者会見を告知…「会社としてどんな対応をしていたのか疑問」

 2024年11月13日の内容証明は事務所に突きつけた“最後通告”で、同年11月14日に事務所が受領し、“期限”は同年11月28日に。

 事務所は、会見の1時間前に回答を送付しました。しかし、NewJeansはその約1時間前の午後6時半ごろに『記者会見の告知』を行っていて、回答を見たうえで午後8時半ごろから緊急会見に挑みました。

 メンバーのハニさん(20)は「会社側は改善の余地や要求を聞く意思が全くない」と話した一方、会見後、事務所は「契約は2029年7月まで有効、契約は継続中」と反論しています。

Q.回答送付より前に会見の告知を行っているということは、メンバーは自分たちの要求が全く受け入れられないと、事前に知っていたということですか?
(ヒョンギ氏)
「はい。大きい事務所なので、メンバーがこんなふうに出る前に話したり、未成年の場合は親とも話したり、何らかの形でできたと思うんです。でも、どこまでが真実かわかりませんが、経済面の話もいろいろ出たと思いますがそれも全部蹴って、『お金はいらない、ミンさんの復帰を要求している』となったということは、今まで、本社含めて会社として、メンバーたちにどんな対応をしていたか疑問だと思います」

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■「“いじめ”への謝罪」「ミン氏の復帰」メンバーが事務所に求めた2つのこと