柵に衝突し車炎上2人死亡事故 運転手から「違法薬物」「アルコール」検出…容疑者死亡のまま書類送検 影響不明で“過失運転致死”容疑 大阪市平野区

去年10月、大阪市平野区で乗用車が歩道の柵などに衝突して炎上し、車に乗っていた2人が死亡した事故で、運転していた40代の男の遺体から違法薬物とアルコールが検出されていたことが11日、捜査関係者への取材でわかりました。
一方、違法薬物とアルコールが運転に与えた影響はわからないとして、警察は男を危険運転致死容疑ではなく、過失で同乗していた男性を死亡させたとする過失運転致死容疑で容疑者死亡のまま書類送検しました。
■時速100キロ以上で衝突 運転手の男と同乗者が死亡
事故があったのは、大阪市平野区瓜破の国道309号線の「瓜破大橋」で、警察によりますと、去年10月29日の午前3時半すぎ、乗用車が歩道の柵などに衝突して炎上し、運転していた48歳の男と、同乗していた知人の41歳の男性が死亡しました。
その後の捜査関係者への取材で、車は当時、時速100キロ以上出ていたとみられ、運転していた男の遺体からは、違法薬物とアルコールが検出されたことが新たにわかりました。
一方、すでに男が死亡していることから、違法薬物とアルコールの影響で正常な運転が困難な状態だったかはわからないとして、警察は男を危険運転致死容疑ではなく、スピードの出しすぎによる過失で同乗していた男性を死亡させたとする過失運転致死容疑で容疑者死亡のまま書類送検しました。