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託児所で赤ちゃんうつ伏せ窒息死か 国の基準を守らず代表が1人で4人の子どもの世話 和歌山・田辺市

2024年9月5日 12:02
託児所で赤ちゃんうつ伏せ窒息死か 国の基準を守らず代表が1人で4人の子どもの世話 和歌山・田辺市

 去年、和歌山県田辺市の認可外保育施設で生後5か月の女の赤ちゃんがうつ伏せになり、死亡していたことがわかりました。

 去年7月、田辺市の認可外保育施設「託児所めぐみ」で、生後5か月の柴尾心都(こと)ちゃんが意識不明の状態で病院に運ばれ、その後、死亡しました。

 県によりますと、搬送される前、心都ちゃんはベッドでうつ伏せの状態でぐったりしていて、警察の司法解剖の結果、死因は窒息とみられるということです。

 国の基準では複数の乳幼児を預かる場合、2人以上の保育者の確保が求められていますが、当時、この施設では代表が1人で4人の子どもの世話をしていました。

 県は、代表が基準を守らず、うつ伏せを見逃したことで窒息した可能性があるとして、5日午後にも検証委員会を設置し、調査を行う方針です。