【速報】万博前売り券は合計約1170万枚を販売 万博協会が記者会見「多くの方々が万博の魅力体験」長蛇の列には「ご不便をかけお詫び、課題を改善」

大阪・関西万博が13日に開幕したことを受け、博覧会国際事務局(BIE)のケルケンツェス事務局長と日本国際博覧会協会(万博協会)の石毛博行事務総長が14日、記者会見を開き、前売り券が10~12日に60万枚購入され、旅行会社分などをあわせると前売り券が1170万枚販売されたと発表しました。
■目標の1400万枚には届かず…赤字回避ラインは約1800万枚
石毛事務総長によると、4月10日に10万枚、11日に20万枚、12日に30万枚の販売の上乗せがあり、前売り券の販売合計は約970万枚となり、修学旅行向けなど旅行会社に販売している分などを合わせると、合計1170万枚となったということです。
万博の前売りチケットをめぐっては、開幕前に販売が低迷し、目標の1400万枚を下回っていました。運営費の赤字を回避するラインは約1800万枚とされ、国と大阪府などは万博会場での当日券販売を直前に決め、大阪府の吉村知事は「会期が始まる中で、積極的に中身の情報を発信したい」と語っていました。
■万博初日は各所で長蛇の列「課題については改善進める」
石毛事務総長は、「13日は(関係者を含め)14万1000人が来場し、多くの方々が実際に万博の魅力を体験していただいたと思う。一日では会場全体のパビリオンやイベントなどを周り終わることができない、一度ご来場頂いたお客様には、ぜひその魅力を広め、二度、三度と会場にお越しいただきたい」と語りました。
BIEのケルケンツェス事務局長も、「天候も悪かったのに、(来場者が)11万以上来たのは良かったのではないか。どの万博も最初はスローなスタートを切っている。GWがどれくらいくるかを見たい。(2820万人という)目標達成に向けて非常に良いスタート」との見解を示しました。
一方で、開幕初日は、入場ゲートで2時間を超える列ができたほか、パビリオンなど各所で長蛇の列ができたことについて、石毛事務総長は「ご不便をおかけしたお客様にはお詫びを申し上げたい。課題については改善を行い、お客様に快適に会場でお過ごしいただけるよう、引き続き進めていく」と語りました。