【独自】参院選兵庫選挙区に国民民主党が『泉房穂氏の対抗馬』擁立の方針固める…元官僚の女性で調整 当初は泉房穂氏の推薦検討も一転「魅力的な政党ない」に「公党への敬意欠いたもの」

国民民主党が、今夏の参院選兵庫選挙区(改選定数3)で、独自候補を擁立する方針を固めたことが15日、党関係者への取材で分かりました。元官僚の女性を擁立する見通しで、20日、神戸市内で開く記者会見で正式発表する予定だということです。
兵庫選挙区をめぐっては、3月に前明石市長の泉房穂氏(61)が無所属での立候補を表明していて、関係者によりますと、事前の調整では、国民民主党や立憲民主党が泉氏を支援する方向で調整を進めていました。しかし、立候補を表明した会見で泉氏は、無所属で出馬する理由として「魅力的な政党が無い」などと発言。これに反応した玉木雄一郎代表はSNS上に「先日の出馬会見を拝見し、あまりにも公党に対する敬意を欠いたものだった」と投稿し、泉氏を批判していました。
こうした状況を受けて、国民民主党兵庫県連は兵庫選挙区に泉氏とは別の候補を擁立するために調整を進めてきましたが、このほど経済産業省の元官僚で、現在は東京に本部を置く監査法人に勤める40代の女性を擁立する方針を固めたということです。
独自候補を擁立する理由について、党兵庫県連の関係者は「泉氏とは信頼関係のもと水面下で調整を進めてきたが、あの発言で信頼を損ねた」と話しています。
兵庫選挙区には、泉氏のほか自民党の現職・加田裕之氏(54)、公明党の現職・高橋光男氏(48)、参政党の新人・藤原誠也氏(36)が立候補を表明しています。また日本維新の会も候補擁立へ調整を進めています。