【心配】夫が亡くなった後の妻の“おひとりさま”期間は平均約8年…必要な備えは約1000万円!?公的年金だけじゃ足りない!今からできる“老後の3本柱”をお金の専門家が徹底解説!
■平均寿命が夫より長い!妻の“おひとりさま期間”に必要な備え、老後の3本柱とは―?
誰もが抱く老後資金への不安。特に、女性が直面するのが、妻の『おひとりさま』期間です。日本人の平均寿命は、女性が87歳に対して、男性は81歳。妻のほうが長生きする夫婦が多く、平均婚姻年齢差(2023年)も考慮すると、妻が一人残される期間は平均8年といわれています。
女性たちは老後の備えについて―。
(60代・既婚)
「NISAやっていますよ。自分で考えていかないとダメじゃないですか」
(40代・独身)
「一人で死ぬまで生きていくとになると、二人で夫婦が暮らすよりはお金が多分かかると思うので、死ぬまで一人で生きていけるようにお金をためようと思っています」
『おひとりさま』になった後、どれくらいのお金が必要なのか、井戸さんによると「老後の医療・介護費は約1000万円を目標に貯蓄」としています。
(井戸氏)
「これは75歳以降の平均額なので、皆がこれくらいかかるわけじゃないですし、介護費は、すごく差があるんですけど、目安として知っておいていただいたほうがいいと思います」
その内訳ですが、65歳以降にかかる医療費が約250万円、介護費(一時費用+約5年)が約580万円で、合計が約830万円となります。つまり諸々で1000万円ほどあればいいとのことです。
Q.介護保険や、医療保険など、保険である程度、賄っていたほうが安心な気がしますが、どうですか?
(井戸氏)
「もちろん、社会保険・介護保険など、公的な介護保険とかを使って、介護費用が580万というのが、生命保険文化センターのデータで出ているんですね。その分を貯蓄で賄うのか民間の保険で賄うのか、ということになります。でも民間の保険はそれぞれ条件が違うので、私は出来ればキャッシュで払ってほしいなと思います」
そして、妻の『おひとりさま』に向けてどう備えていくのか、井戸さんに“老後の3本柱”を聞きました。
その①、できるだけ長く働く。(月々の収入増え+もらえる年金増)
その②は、厚生年金に加入し年収の壁を超えて、できるだけ働く。
(井戸氏)
「制度って見直していくので、もうちょっと長期的な視点で、厚生年金に入って、できれば高いお給料がいいですが、長く働くことによって、年金が増える」
その③は、積み立て分が全額所得控除になる『iDeCo』を利用。
Q.NISAなどを始めてらっしゃる方も多いと思いますが、今はトランプ関税で皆さん動揺されていますが、これも長く運用していけばいいですよね?
(井戸氏)
「今の混乱はいずれ収まると思いますし、『iDeCo』の場合は、やはり所得控除がきくというのが大きいですね」
(「情報ライブミヤネ屋」2025年4月15日放送)