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【速報】「相手と主張食い違い除名まではできない」女性問題で岸和田市長を離党勧告処分 大阪維新の会「できる範囲で説明は尽くされた」市長は続投意向「今後も市民のために務めて参りたい」

2024年12月8日 19:54
【速報】「相手と主張食い違い除名まではできない」女性問題で岸和田市長を離党勧告処分 大阪維新の会「できる範囲で説明は尽くされた」市長は続投意向「今後も市民のために務めて参りたい」
岸和田市の永野市長(6日)

 岸和田市の市長が女性から性的関係をめぐり訴えを起こされ、和解したことについて、大阪維新の会が8日、最終的に市長を「離党勧告」処分としたことを発表しました。
 永野市長は処分の決定を受け「しっかりと重く受け止めたい。今後も市民のために務めて参りたい」とのコメントを発表し、続投の意向を示しました。

 大阪府岸和田市の永野耕平市長は、性的な関係を強要したとして、大阪府内の女性から提訴され、11月、500万円の解決金を支払うことなどで和解が成立しました。

 永野市長は当初、記者や議会の追及に対し、「裁判は秘匿を前提に進んでいた」などとして、詳しい説明を避けていて、所属する大阪維新の会は4日、「離党勧告」処分としました。
 その上で、十分な説明がなされていないとして、8日までに説明責任を果たさない場合は、最も重い「除名」処分に切り替えると発表していました。

 翌5日、永野市長は女性の代理人弁護士と協議し、和解調書の内容を公開することで合意。
 6日に会見を開き、「数年前から一定期間、一般女性と不適切な関係、不倫の関係にありました。このことについては認めて心から謝罪したいと思っています」と、女性との不倫関係を認め、謝罪しました。また「性加害はなかった」とも話し、改めて性的な関係を強要したことはないと強調しました。

 これを受けて大阪維新の会は8日、再び対応を協議し、永野市長を「離党勧告」処分としたことを発表しました。

 大阪維新の会の杉江幹事長は、「女性の主張がすべて真実であれば除名相当だと思うが、相手方と永野さんの主張が食い違っていて、除名まではできない。役員会としても最終的にはできる範囲で説明はつくされた、一緒にやっていくのは難しいという中で離党勧告。我々としても一緒にやっていくのは難しいという判断で、重たい処分」と話しました。

 永野市長は離党届を提出していて、大阪維新の会は8日中に受理するということです。
 永野市長はこれまで、除名にならなかった場合には、市長の職を続投する意向を示しています。

 永野市長は処分の決定を受け、「離党勧告処分についてはしっかりと重く受け止めたい。進退はこれまで申し上げたとおり、今後も市民のために務めて参りたい」とのコメントを発表しました。

最終更新日:2024年12月8日 22:20