【速報】17年前の琵琶湖バラバラ切断遺体事件 別の殺人事件で服役中の74歳男を殺人の疑いで逮捕 元同僚の首を絞めて殺害した疑い…死体遺棄容疑は時効も 遺族「辛い日過ごしたが嬉しい」
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17年前、滋賀県の琵琶湖で男性の切断遺体が相次いで見つかった事件で、滋賀県警は27日、別の殺人事件で実刑判決が確定して服役している受刑者の男(74)を殺人の疑いで逮捕したと発表しました。
殺人の疑いで逮捕されたのは、事件当時、栗東市に住んでいた杠共芳(ゆずりは・ともよし)容疑者(74)で、2008年5月中旬ごろ、滋賀県内で川本秀行さん(当時39)に対し、何らかの方法で首を絞めて殺害した疑いがもたれています。
警察は杠容疑者の認否を明らかにしていません。死体遺棄容疑についてはすでに公訴時効となっているということです。
杠容疑者は岡山刑務所から移送され、27日午後2時ごろ、捜査本部が置かれている滋賀県警近江八幡署に到着しました。
■別の知人男性を殺害…懲役25年の判決で服役中
この事件は2008年、滋賀県近江八幡市や東近江市などの琵琶湖岸6か所で、切断された遺体が相次いで見つかったものです。10年後の2018年、遺体は野洲市に住んでいた川本秀行さんと特定され、警察は、殺人事件として調べていました。
杠容疑者は2018年に知人の男性を殺害した上、切断した遺体を草津市内の排水路に捨てたとして、懲役25年の判決が確定し、岡山刑務所に服役していました。
杠容疑者と川本さんは建設会社の元同僚という関係で、関係者によりますと、杠容疑者は過去に川本さんと同居していたということです。
■遺族「悲しく辛い日を過ごしてきた…逮捕の連絡を聞いて本当に嬉しい」
事件をめぐっては、滋賀県警が殺人・死体遺棄事件として捜査本部を設置して以降、2024年末までにのべ約5万6300人の捜査員が投入されていました。
杠容疑者の逮捕を受け、川本さんの遺族は警察を通じて、「事件発生時は身元不明事件として知りましたが、10年後に身元が判明して自分のお父さんだと分かり、 捜査が進展したりしなかったりし、悲しかったし、辛い日を過ごしてきました。 犯人逮捕の連絡を聞いて本当に嬉しいです」とコメントを発表しました。