【家族連れ必見!】万博「通期パス」購入し“2回目のリベンジ”のはずが…思わぬ落とし穴に四苦八苦!「予約ログインだけで40分待ち」「パビリオンが怖くて涙…幼児はやっぱり遊具」「無料スタンプにも行列!?」
■「△」表示も5人分は「確保できない」 「もっと見る」ボタン連打を繰り返し…
家族がお土産選びをしている間、筆者は再びスマホと格闘していた。当日のパビリオンの空き枠がもし空いているならば、と一縷の望みがあったからだ。
だが、ここでも5人分の予約に手こずることになる。「△」の表示があって、予約をしようとしても5人全員の予約となると、「希望枠を確保できない」となってしまうのだ。しかも、このパビリオン予約は、一度画面を戻ると再び一から検索し直さなければならず、「もっと見る」を何度も繰り返し押さないと予約できるパビリオンの一覧は見られない。そして、事前登録と同様、5人分のチケットIDを再び登録しなければならず、操作を繰り返しているうちに誤ったボタンを押すと、再びIDの紐づけをし直さなければならなくなる。
「何度この作業を繰り返さなければならないのだろう…」
あきらめかけたタイミングで、大阪大学の石黒浩教授が手掛けるシグネチャーパビリオン「いのちの未来」の空き枠に「〇」が表示された。このパビリオンでは、繊細な表情をする女性やタレントのマツコ・デラックスさんの「アンドロイド」を見ることができる。時間を気にせず、急いで予約ボタンを押した。
■幼稚園児には悪魔の「遊具」の誘惑…効果を発揮した「ベビーカー」
家族がお土産購入を終えると、パビリオンの予約時間まで残り10分。この先の道のりには、『悪魔の誘惑』が待ち構えていることは、私も熟知していた。
4月に訪れた際、小学生の息子たちはパビリオンの展示の意味を理解できても、幼稚園児の長女には退屈なもので、会場内に設置された『遊具』の方が魅力的に映り、「遊具で遊びたい」と何度となく口にした。実際にこの日も、何を楽しみにしているかと聞くと「遊園地・公園(=おそらく遊具のこと)」と答える。
そして、大屋根リングを超えた「アメリカ館」「フランス館」の前には、ボーネルンドが手掛けるアスレチックが設置され、小さな子どもたちが吸い寄せられてしまう。そして、一度入るとなかなか終わらない。ある利用者が『遊具ホイホイ』と皮肉を交えて語っていたが、まさにその言葉通りなのである。