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【家族連れ必見!】万博「通期パス」購入し“2回目のリベンジ”のはずが…思わぬ落とし穴に四苦八苦!「予約ログインだけで40分待ち」「パビリオンが怖くて涙…幼児はやっぱり遊具」「無料スタンプにも行列!?」

2025年5月11日 9:00

■スタンプ帳に“外国言語”のあいさつ インドネシア語で「Selamat malam(こんばんわ)」

 そして、妻と子どもは「スタンプ帳の新たな使い方」を見出していた。

 パビリオンには、本国から来ているスタッフも多数いる。ペンを持って、スタンプ帳の空いているところに、「インドネシア語で『こんばんわ』と書いて」「インド語で『ナマステ』と書いて」とお願いすると、笑顔を見せ快く書いてくれた。

 海外旅行に行ったことのない子どもたちにとって、英語以外の言語に触れる機会はめったにない。そして、覚えたての言葉で挨拶をすると、スタッフが「アリガトウ」といいながら、笑顔で手を振ってくれる。

 日本の企業館やシグネチャーパビリオンは別として、海外パビリオンの多くは「予約なし」で入場でき、平日の午後であれば予約制をとっているパビリオンでもすんなり入ることができる場合もある。通期パスを持って「行きたい時に万博に行こう」と考えれば、予約にとらわれずにパビリオンをめぐることをオススメしたい。

 ただ、無料で押せる「スタンプ」は予想以上に人気が集まっているためか、あるパビリオンの中では、スタンプを押すためだけで10~20分近くかかるような長い列ができていた。もはや「並ばない万博」というコンセプトは何なのか分からなくなってしまうが、万博には多くの魅力的なものが存在することは確かだ。

■「通期パス割引コード」5月末まで 「夜間券」1時間前倒し入場キャンペーン

 改めて、5月末までであれば「通期パスの割引コード」が入手できることを紹介する。

 この割引を利用すれば、大人であれば通常3万円の通期パスを2万4000円で購入できる。一日券を持っている人だけでなく、午後5時以降に入場できる「夜間券(大人3700円)」でもこの割引コードを入手できる。

 しかも、夜間券については5月7日から当面の間、入場可能な時間が1時間前倒しされ、『午後4時から入場可能』となった。まずはこの夜間券で万博の雰囲気を味わって、割引コードを入手した上で通期パスの購入を検討するのも1つだ。

 この割引コードは会場内ではなく、東・西ゲートを出たところのカウンターでしか受け取ることができないほか、配布は毎日午後3時から午後10時までに限られる。東ゲートの場合、夜の退場時は大回りするルートを設定され、このカウンターの前を通過しないので、入手したい人は忘れずに受け取り場所を確認しておく必要がある。

 しかし、遠方から来場して「1日のうちに、できるだけ多くの人気パビリオンや展示を見たい」と考える場合はそうはいかない。「これは見たい」というものは抽選の段階から手続きを進めなければならない。一方で「雰囲気さえ味わえればいい」という方は、万博IDを取得しなくても入場できるコンビニ予約や当日券などで事足りる。

 最後に、「通期パス」は3日分を事前予約ができることを付しておく。今回の予約とは別に、もう1日分を予約して「7日前抽選(第5希望まで登録可能)」に申し込んでみたところ、第2希望の「大阪ヘルスケアパビリオン」の『リボーン体験』に家族5人分当選した。どれくらいの確率で当選するかは分からないが、当選したのはやはり『平日の遅い時間帯』だった。

 次回は、長男がずっと願っていた「25年後の自分の姿」とようやく対面することができる。妻は「すぐそば(筆者)におるやん」と茶化しているが、実際のところはどうなのか、私も息子も心待ちにしている。

最終更新日:2025年5月11日 11:31