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奈良・正倉院で「開封の儀」1300年前の宝物納めた宝庫の封印を解いて点検『正倉院展』で一部を公開

2024年10月2日 18:57
奈良・正倉院で「開封の儀」1300年前の宝物納めた宝庫の封印を解いて点検『正倉院展』で一部を公開

 奈良の正倉院では、約1300年前の宝物を納めた宝庫の封印を解く「開封の儀」が行われました。

 開封の儀は、正倉院に伝わる宝物の点検などを行うため、年に一度、宝庫のカギを開ける儀式で、毎年この時期に行われます。
 カギを開けるには天皇の許可が必要で、2日朝、天皇の使いである勅使の立ち会いのもと、宮内庁の関係者らが手を清めて西宝庫に入り、6つの扉の封印を解いていきました。

 宝庫には、聖武天皇の遺品や東大寺ゆかりの品々といった約1300年前から伝わる宝物が納められていて、異常がないか全て点検されます。

 宝物は約9000件あり、そのうち57件は10月26日から奈良国立博物館で開かれる「正倉院展」で公開されます。